12月11日 本日のお魚情報
『ホッキ貝』
 青森県で水揚げされる貝類では帆立貝が代表的ですが、12月に八戸から三沢にかけての北浜海域では漁が解禁となり、水揚げされるホッキ貝が旬を迎えこの時期の代表的な県産の貝となります。
 昨年より小型ではありますが、身入りは例年並みに厚く、サイズは11kに八戸産で45玉〜50玉中心、三沢産で40玉中心、水揚げ水準並びに相場はほぼ前年並みとなっています。当青森市場には八戸産が主体に入荷しています。
 国内の主産地となっている北海道産は、東北での生産量が少ないことから関東等の引き合いが強く1〜2割ほど高くなっていますが、青森県産は市場相場で1玉当り60円〜70円とリーズナブルな価格で荷動きしています。県内の量販・小売店でも旬の味覚としてお造りなどで品揃えし、1玉当り100円台とお買得な価格で販売されています。
 メニューは刺身、バター焼き、醤油の付け焼き、煮付け、ホッキ飯、ホッキカレー、酢味噌和え、天ぷらと豊富で色々と賞味できます。
 出費が多くなるお正月を前に、値頃感があって、尚且つ旬を味わえる県産ホッキ貝を是非ご賞味下さい。
 2012年12月11日 月曜日
『AR赤エビ』
 12月(師走)に入り、今年も残すところ半月余りとなってしまいました。水産業界の年末商材の動向としては、全般的に魚卵類が高値の状況で、特に2年連続の秋鮭の不漁により、いくら醤油漬でk5500前後の相場と、これからクリスマスパーティーやお正月といった家族が集まるイベントには、高価になりすぎて家庭の台所を預かる奥様にしてみれば、財布の紐が渋くなってしまうのも納得がいきます。
 そこで、今回は安価で美味しい「AR赤エビ」をご紹介します。他の商材がこれから年末にかけて価格が上昇傾向にある中で、AR赤エビは3年連続で豊漁となっており天然有頭商材として拡販の動きが広がっています。今期の水揚げは前年並みの8万トンとなる見込みで、日本には1万2000〜1万3000トンの搬入が予想されます。特にこれからパーティー等でお寿司を食する機会が増えてくるかと思いますが、比較的リーズナブルな価格で提供出来るため、回転寿司から引き合いも強まっています。
 2012年12月5日 水曜日
『待ってましたハタハタ襲来』
 待ちに待った日本海:秋田・山形産の日本海ハタハタ約1,000箱がセリ場にずらりと並びました。本県産でないとは言え、セリ場の高積みを見てしまうとあらゆるメニューが頭を駆け巡り興奮を抑えられなくなってしまいます。待望の本県産のハタハタが並ぶのは今週末までの悪天候を経た12/10以降となりそうです。青森県産の12月の漁況予測(青森県産技術センター水産総合研究所発表)では、2年魚(中サイズ1尾80〜100g)主体に推定漁獲量は600トンと昨年実績363トンを超える予想となっています。大型は少ないけれども漁獲が多いことから、今シーズンは例年よりご家庭でハタハタ料理の堪能できる機会が多くなるのではないでしょうか?