8月29日 本日のお魚情報
『養殖活ホタテ貝 貝毒解除』
 県は25日、下痢性貝毒発生に伴う陸奥湾東部海域(平内町東田沢からむつ市脇野沢)産養殖ホタテガイの出荷自主規制を解除した。同海域内3地点で水揚げしたホタテを検査した結果、3週続けて国の規制基準を下回ったため。約2ヶ月半ぶりの養殖活ホタテの出荷再開に漁業関係者は胸をなでおろしている。
                                                (東奥日報8/26記事より)
上記の通り報道され、弊社でも販売を再開した。(東部以外の養殖ホタテ貝毒規制は継続中)しかし、お盆の書き入れ時に販売できなかった為、震災の影響で三陸産が皆無の中、北海道産が中心の集荷に苦労した上、新青森駅開業に伴い例年より多数の帰省客に対し十分な供給ができなかったことに胸を痛めた。
 弊社での陸奥湾産活ホタテの販売は養殖ホタテがほぼ100%であることから再開となったことは喜ばしいことではあるに違いないが、秋風が吹き出すこのタイミングで解除となり需要期を外した販売となってしまうことにいささかの口惜しさを感じる。しかし、秋にかけては徐々に水温が下がり秋鮭をはじめとする秋の商材が増え、水揚げが遅れ気味の本マグロやスルメイカなどといった本県を代表する商材がまだまだ残されている。それらの相乗効果の元、本県の魅力を県内はもとより、これから予定されているフェアなどでアピールできる機会を増やしていきたい。 
 2011年8月22日 月曜日
『ホタテの力』
 青森県内のお祭りが一段落し、そしてお盆も過ぎ徐々にではありますが、秋の気配を感じられるようになって来ました。しかし今年の夏は、節電の影響もあり本当に暑かったですねー。これからまだ残暑が厳しいと思いますので、弊社関連企業の除菌・消臭に優れたむつ湾産ホタテ貝殻から生まれた天然由来の「ホタテの力」をご紹介します。
  
  「ホタテの力」には、こんな力があります。
 @ 除菌効果・・・ホタテ貝殻の焼成品の水溶液で、pH12.5〜13.0と強アルカリですので、除菌効果
            が得られます。
 A 消臭効果・・・アルカリ性の効果で、イヤなニオイを抑制する効果があります。

ご使用方法としては、調理作業場・まな板・調理器具・排水溝等のバイキンやニオイが気になる場所で、お使い出来ます。

ご用命・お問合せは下記へ
青森エコサイクル産業協同組合
TEL 017-764-2131
http://www.aomori-eco.or.jp/index.html
 
 2011年8月8日 月曜日
『スルメイカ』
 日本人が好む主な魚介類といえばマグロ、サケ、イカなどが挙げられます。今回は、お刺身の定番でイカ類の中で最も多く漁獲されているスルメイカを紹介します。
 今年のスルメイカ漁は、例年より1ヶ月以上の遅れがみられ、尚且つ小型サイズが主力でしたが、ようやく前年並みの水揚げ水準になってきました。
青森県ではホタテ、サバとともに漁獲量が多く、スルメイカを含むイカ類の総漁獲量では全国で1、2位を誇る一大産地となっています。県内の市町村別年間漁獲量では、八戸市、東通村、六ヶ所村、むつ市、三沢市の順に多く、現在は八戸、三沢、泊、白糠、尻屋、尻労、岩屋と下北から太平洋側の昼イカを中心に漁獲されています。現在市場には下北産を主体に、北海道産ものが入荷となっています。主力サイズは25尾と20尾で、それぞれ60%、30%の組成となっております。日量200〜300ケースの入荷となっており、相場は前年よりやや高値となっているものの、小売価格1尾100円前後を基調とした値頃感のある相場となっております。
 メニューはイチオシの刺身のほか、焼き物、揚げ物、和え物、炒め物など多種多様な味わいを楽しめます。またスルメイカには、疲労回復や滋養強壮の効果があります。夏バテしやすい時期、夏野菜と合わせたさっぱりメニューで、暑い夏を乗り切りましょう!
 
 2011年8月1日 月曜日
『サバ』
 7/25に八戸市第1魚市場で、八戸港や茨城県、千葉県などの港に所属する10カ統の大中型巻網船団がスルメイカとゴマサバの交じりが932トン、ゴマサバが35トン。計967トンを初水揚げした。数百トン規模のまとまった量の水揚げは、この日が初めて。サバシーズンの到来だ!
 近頃、セリ場には型の良い鮮度抜群の下北や湾内のマサバが並んでいる。結構いい値段が付くことが多いのだが、入荷が多くなってくると週中(ナカ)のセリ値は緩むことが多く、知らぬ間に食指が動いていることに気付く。これだけ新鮮だと「刺身」に行きたいところだが、暑い日が続いているので軽く酢で締めた〆サバが食欲増進には最適だろう。
 青森では「八戸前沖サバ」といった具合に各地にブランド設立が相次いでいるが、食べ比べるには現地に赴かない限り無理がある。そこで食べ比べの方法の一つとして缶詰がある。魚体500g以上を原料とした宝幸の八戸前沖サバを筆頭に、金華サバ、瀬戸内サバ、銚子サバなど産地限定モノ。日水の昭和30年代の製法を再現し、しょうゆや砂糖など基本調味料のみを使用。外観の絵柄も当時を思い起こさせる昔懐かしい味で、「団塊世代」をターゲットにしたレトロ感を狙ったモノ。極洋の瀬戸内海産の塩でじっくりと焼き上げた国産のサバを缶に封じ込めたこだわり製法モノなど、DHA青魚ブーム、お取り寄せブーム。こだわり食材としてステップアップする一方、震災経験で保存食としても注目されている。
 多様な調理法で楽しめる「サバ」。当然海外でも注目されており、最大の輸出先はエジプト。2010年1〜12月の冷凍サバ輸出量は11万9247トンと前年比45%増えた。国内漁獲量の増加を背景に、単価安も後押しした。日本の輸出水産物ではトップの数量だ。今まで一般消費者に受け入れられていなかったサイズ規格が輸出に向けられていることを考慮しても人口減、消費量減を受け輸出量が増えていくと考えられている。
 せっかく、脂の乗った新鮮なサバが手に入り易い青森に住んでいるのだからこそ、積極的に日常の食卓に取り入れていきたいものです。